おらおらでひとりいぐも

老境で孤独な主人公が、亡き人々と会話しながらこれまでの人生を振り返る構成。自らの死を意識し、人生の意味を改めて問う。全編に東北弁が散りばめられ、意味はわからないまでも郷愁を誘う。最後に救いが描かれ、読後感は若干明るくなった。著者は63歳の主婦。文芸賞受賞作。評価は微妙。

おらおらでひとりいぐも 第158回芥川賞受賞

おらおらでひとりいぐも 第158回芥川賞受賞