三人の二代目

上杉景勝宇喜多秀家毛利輝元が主人公の歴史大作。偉大な創業者から引き継ぐが、勢力の維持に苦戦する。新興の織田、豊臣に対して旧勢力を引きずり劣勢を強いられる。内部の権力抗争も足止めの要因。期せずして関ヶ原では西軍に属し、徳川政権下では大きく藩領を減じられた。上杉と宇喜多は気丈夫な母親の存在が大きい。どこまで史実かは別。1000ページを超える大作。出張もあり読破には時間を要した。