[書評}ぼくのメジャースプーン

言葉の力で他人をコントロールできる少年が主人公。クラスで飼っていたウサギが惨殺され、想いを寄せていた少女はPTSDで口が聞けなくなる。犯人との対決を控え、同じ能力を持つ親戚の大学教授とシュミレーションを行うが、この部分が長い。人を裁くことの意味が主題だが、どういう言葉が最も効果的か突き詰めて行く過程を考える面も大きな部分を占める。家族旅行中ゆうでもあり、読破には時間を要した。

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)