河井寛次郎、棟方志功

随筆集。河井氏は出雲安来で育った少年時代の思い出を端麗な文章で描く。棟方氏は戦後すぐの自らの生活を軽妙に綴る。さすがに時代背景が古く完全には理解できない。文体、構成も時代を感じさせるものであった。巨匠の創作が垣間見えた部分もあったが、ごく一部にとどまる。正直読破には努力を要した。