幸いは降る星のごとく

売れない女芸人たちが主人公。あまり積極的な動機ではなく芸能界に入った同級生コンビ。不思議な時代の流れに押されて一定の地位を確保していく。同性、同年代にその「ひがみ」が支持されていくという結論。現代を生きる一女性として主人公の私生活や思いが主題といえば主題。ラストに出会いがありゴールインするがこれは無理やり終わらせるための結末。半分作者は遊びながら書いているように思わせる。不思議な一冊。

幸いは降る星のごとく

幸いは降る星のごとく