アンパンマンの作者にして先日亡くなった著者の自伝。波瀾万丈の人生。グラフィックデザイナーとして出発し三越に勤務しその後独立。宮城まり子のショーの舞台美術を勤める。アンパンマンを世に送り出したのは50歳を過ぎてからと言う。当初は受け入れられなかったが子供の世界で火がついた。登場させたキャラクターは2000を超える。戦争経験から独自の正義感を持ち、本書の主題もそこにある。アンパンマンのように自己犠牲で他を助けることが本当の正義。物故後の再編集だが内容は示唆に富む。
- 逆転しない正義は献身と愛
- 傷つくことなしに正義は行えない
- 作者: やなせたかし
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2013/11/05
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (7件) を見る