今ひとつじったいがつかみずらい経営学のエッセンスを平易に解説。代表的な理論を紹介する。モチベーション、リーダーシップ、組織、戦略と日頃の実務でなにかと議論になる項目に焦点を当ててくれるのは有り難い。SWOT、PPM、3Cなどなじみ深い分析法も紹介され、思わずにんやり。著者の狙い通り教養としての経営学を楽しく学べた一冊。
モチベーション
- 満足と不満足は独立事象=二要因理論 109
- 挑戦水準と能力水準がバランスする領域がモチベーションが高まる。
リーダーシップ
- 後ろ向きの決定はリーダーが一人で決めるべき。
- 社会的な能力レベルが高い日本ではリーダーの責務は調整が主となる
組織
- 挑戦し革新するための安定性を確保する装置が組織。
戦略
- あるべき姿に近づくことが企業としての勝利。
- 現状からスタートするとあるべき姿は延長線上の単純な数値目標となりがち。
- 現場に行為(ACT)をもたらす指針が戦略
- 作者: 佐々木圭吾
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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