新幹線を運転する

ベテラン新幹線運転士の語り下ろしを著者が再構成。乗客は普通目にすることの出来ない運転席の情景を浮かび上がらせる。500km以上の距離を15秒以内の精度でむすぶ鉄道技術の神髄。優れたシステムはもちろんだが、運転士の技量に負うところも多い。運転中はほどんど時間を気にしており風景は目に入らないという。車掌職も兼務することは意外。一般向けに書かれており、鉄道マニアには常識的な事項も多く、前半はやや退屈。

新幹線を運転する (メディアファクトリー新書)

新幹線を運転する (メディアファクトリー新書)