タイトル通りの内容。戦前からの中国の外交史を描く。諸外国がその希少価値を中国に教えたパンダ。主体的に最初に外交に使われたのは日中戦争さなかの中華民国時代の対米政策。共産党時代もそのしたたかさは変わらない。現在の有償レンタルはワシントン条約の制約のためとは恥ずかしながら知らなかった。良くも悪くも中国を象徴するパンダ。愛くるしい彼らに罪はなく、平和と友好のシンボルであって欲しいものだ。歴史学者らしく冷静で淡々とした記述は学位論文の一部となる予定とのこと。
- 作者: 家永真幸
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/02/28
- メディア: 新書
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