運をつかむ技術

HISの経営を後継に譲り、18年間赤字に苦しむハウステンポスの経営再建に挑む。地元政財界から三顧の礼で迎えられ、周囲の反対に天の邪鬼の本性が奮い立った。赤字体質につかった社員の意識改革が最大のキーポイント。一気に黒字化したがリピーターが獲得できるかが今後の焦点。後半はこれまでの人生を振り返る。経営哲学はステークスホルダーすべてに利益を分配すること。きわめてポジティブに見えるが、会社の命運をかけたのるかそるかの勝負はしない。守りと攻めのバランスは一般と逆。いいときは守りを重視。消極的な日本の若者には活を入れる。時代の先を読む眼力はさすが。