おいで一緒に行こう

福島原発事故により立ち入り禁止になった20キロ圏内に残された犬猫を救うボランティアグループ。ある意味非合法な活動であるが作者は密着取材し、実名で雑誌に掲載した。活動家に共通するのは40歳の女性。キーワードは母性。動物たちにとって過酷な環境は数多くの悲劇をもたらしているが、それに目をそむけず写真と文章で正面から真実を伝える。彼女らの活動により救われた命があり、新しい出会いもある。勇気ある活動に敬意を示したい。それにしても警察、官庁はなぜ事情を知りながら厳しく取り締まるのか。隠したい事実があるのかと勘ぐりたくもなる。

おいで、一緒に行こう―福島原発20キロ圏内のペットレスキュー

おいで、一緒に行こう―福島原発20キロ圏内のペットレスキュー