講演と著作によりみずからの学究人生を振り返る。ロゴスを父にパトスを母から受け継いだが、複雑な家庭の事情から養父母に育てられる。ニーチエの言葉通りラクダの時代(哲学の探究)からライオンの時代(学会での異端児)を経て小児の時代を迎え、創造=梅原学を確立。85歳にしてなお意気軒昂。人類の将来を救うために新たな哲学を打ち立てようとする。キーワードは草木国土悉皆成仏。天台密教の教理に近い。いわばコスモゾーン。
- 芸術家にとって傑作はなく、あるとすれば未来の作品(黒澤明)
- 作者: 梅原猛
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2011/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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