やりたいことがある人は未来食堂に来てください。

著者は理系女子。IT系のエンジニアから転身し、一品のみの定食屋を立ち上げる。「まかない」や「あつらえ」と新システムを導入し、時代を代表する女性となる。本書は3冊目でその根底となる人生哲学を披露。合理的な分類、解析から徹底した研究で本質をつきつめる姿はまさに理系の鏡。繰り返される理念は「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」の創造。人生に悩む若者が頼る。今後の展開に注目。後半はマスコミ対応でやや物足りない。

  • 当たり前を解体する
  • 問題点と恐怖を混同しない