凄い時代

金融危機を受けての著者の評論。今回の危機は近代工業社会から知価社会への遷移期にあたる重大な局面であるとし、各国の景気刺激策が息切れする来年に2番底が来ると予測する。日本がこれを克服するには明治維新並みの大改革が必要と力説。21世紀に入りうたかたの「浦島景気」に踊らされた報い。今後の成長分野は高齢化医療、福祉と環境ビジネス。相変わらず論説はするどく説得力に富むが、これまでの自説の正しさを強調するなど、やや自己主張が強い気がした。1600B

改革の要点は5つ。

  1. 官僚制の打破
  2. 地方分権
  3. 財政改革(これは最後で良い)
  4. 教育改革
  5. 真のグローバル化

凄い時代 勝負は二〇一一年

凄い時代 勝負は二〇一一年