勝間様の対談集。ちょうど市場がサブプライムで壊滅的な打撃を受けた去年秋の収録でタイムリーな1冊となっている。内容的には初心者向けで、従来の主張を踏襲。長期投資に対する啓蒙書の位置づけ。金融、投信、株式と来た後にCSRで1章設けていたところが目を引いた。投資は未来社会への貴重な投票権であるとの自説の表れ。この本の印税も20%は寄付されるとのこと。塩漬けにしておかずバイ&ホームワークが必要。少し耳が痛い。
- 日本株の標準偏差は20%。40%以上の乱高下は95%の確率でないはず。
- 株式の平均リターン4%とすると、標準偏差は大きい
- 資産残高ベースで投信全体の56%が毎月分配型。年金型の使用が多い。
- 日本の投信は3200本で、資産残高72兆円。国民の金融資産1500兆の5%に過ぎない。
- 適時開示により上方修正、下方修正のデータが残る。銘柄選択のチェック項目になる。
- 利食いには逆指値をうまく使うべし。
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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