続編。今回も世界各地の16都市を取り上げ、最初にこの地を訪れた日本人が紹介される。やはり江戸末期から明治初期のケースがほとんだが、その目的や理由はさまざまである。現在より海外渡航がはるかに困難な時代に、夢を追いあるいは使命感に駆られて雄飛したご先祖様には頭が下がる。前編に比べて文書がこなれたせいか、歴史上名のある人が登場するせいか全体的に読みやすくなった感じがある。個人的に訪れたことのある場所が出てくるとやはり親近感が増す。もっと写真や地図をちりばめれば良いのに。
- 作者: 熊田忠雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
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