日本で一番危険な教師。水谷修。毎日授業を終えた後、横浜の街を夜回りし、さまざまな事情から、非行に走る少年少女たちと真正面に取り組む。多くの事例が紹介されるがほとんどに絡むのが暴力組織と薬物問題。そして背景は家庭問題。苦労の末やっと更正させたと思っても彼らはいとも簡単に元の闇に舞い戻ってしまう。光と闇の段差はどちらから渡るかで大きく違う。彼を使命感に駆り立てるものは自らの貧しい生い立ちと先達からの教え。ヤクザとのけじめのために小指を落としている姿勢は子供達にダイレクトに伝わっている。巻末にアドレスを公開しいつも門戸は開かれている。
- 作者: 水谷修
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2004/02/01
- メディア: 単行本
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