常に日本の第一線で競技人生を送った著者が、意外と知られていないスケートの世界を紹介する。前半は最近の日本勢の活躍の裏舞台を。後半は自らのリンクで過ごした半生をわかりやすく解説する。ただジャンプの違いはアクセルを除いて飛ばないかぎりわからない。自らは中学生の時にカルガリー五輪に出場し、アイドル的に脚光をあびたが、五輪出場はこの1回のみであったことは意外。つらい練習を支えたのはシンプルに滑ることが大好きだったという原点。引退後キャスターに文筆活動にと積極的に活躍の場を求めているところにも通じる生き方に拍手を送りたい。
女子フィギュアスケート―氷上に描く物語 (角川oneテーマ21)
- 作者: 八木沼純子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (15件) を見る