聖地旅順と帝国の半世紀

日露戦争から、太平洋戦争まで、激動の歴史を旅順、大連に視点を当てて描く。三国干渉によりロシアの租借地となり、激戦を経て日本の統治下に、21箇条の要求で火事場泥棒的に租借を延長。中国人民の反感を買う。日本人にとってはある意味聖地となるが、時代とともに忘れ去られていく。一方海軍将校として参戦した水野廣徳は軍人でありながら、第一次大戦を視察することで対米融和を提案す。国力の差から敗戦を予見していた。終戦直前に旅順に神宮を建築など。知らない事実も多い。

 

-ブレーキ無しの桃太郎主義。自己批判しない日本