祖母姫ロンドンへ行く

祖母と孫の豪華なロンドン旅行記。ファーストクラスで飛び、バトラーのつく一流ホテルに滞在するというからかなりの富裕層。上流の貴婦人であった祖母は、老齢もあってマイペースというか我儘。著者は振り回されるが、夜はバットガールになり留学時の旧友に会いに行く。クライマックスはブライトンに住むルームメートに会いに行くのに、バトラーが車を出してくれるくだり。人生と出会いを考えさせられる。若い時に理解できなかった祖母の教えも今となっては良く理解できる。ユーモアたっぷりに書かれているが、なかなか深い内容。甘めのA評価。