逆境を生き抜くための教養

著者は脳出血で右半身マヒ。電動車いす生活となるが、リハビリを乗り越えてAPU学長に復帰。改めて人生の逆境に対する身構えを示す。基本的な考え方は、運命論となるが、起こったことは受け入れ、そこからの展開を前向きに考える。その糧となるのは、本、人、旅をベースとする教養。本書では特に歴史に対する深い造詣が示される。口述筆記で平易な記述。人生を励ます一冊。

 

-落ち込む時間はもったいない。結果的に面白い人生になればよい。

-どんなに性能の良い凧でも風がないと上がらない。

-あきらめる=明きらめる。事実をはっきりさせる。