おしょりん

福井県鯖江眼鏡産業勃興期が題材。寒村の庄屋兄弟が明治期に起業する。羽二重で一度手痛い失敗をしているだけに、兄は慎重。営業センスに長ける弟は将来性を信じ強引に道筋をつける。大阪から職人を招き、徒弟制度で技術を移植する。親方毎に班を分け競わせることで品質を高めていく。主人公の兄嫁は弟への未練を引きずりながら、やがて一本気な兄との夫婦の絆を深めていく。どこまで史実かは不明ながら、感動的な物語となっている。甘めのA評価。