パンツを脱いだあの日から

著者は最貧国バングラデシュ人。中流家庭に育つが日本に憧れ私費留学。数々の苦境を乗り越え、日本社会に順応。現在では関西でNPOを立ち上げ、母国と日本の懸け橋として活躍。最大の苦境は経済的な自活とビザの問題。アルバイトで生計を立てながらの勉学。父母の最期にも立ち会えず。幸い理解のある日本人に巡り合い、苦境を脱する。最終的には日本に帰化イスラム社会の実情も垣間見える。全篇で引用されるタゴールの詩も印象的。