海をあげる

注目の一冊。沖縄の青少年問題に取り組む著者が、沖縄戦の記憶、貧困が産む若年出産。家庭内暴力、それに基地問題と沖縄の現実を赤裸々に描く。ひとり娘の成長が微笑ましいが、テーマはいずれも重いもの。本のタイトルは社会的責任を全国民に問うもの。