兵諫

西安事件を題材にした歴史小説。タイトルは武力をもって君主を諫めること。張学良がクーデターで蒋介石を拘束し、国共合作がなったとする。これは二二六事件と同じ年の出来事であることに驚かされる。著者の立ち位置は東北軍閥に好意的。馬賊の良き伝統を称賛。愉しめた一冊。