20CONTACTS

作者が20人の芸術家をたずね、本質をつく質問をする構成。過去、現在を問わず、ジャンルも幅広い。自らの小説の題材となったものも含まれる。もちろん空想の産物ではあるが、芸術家たちは個性豊かで人に優しい。選び抜いたお土産がアクセントとなる。京都清水寺で開かれた特別展のために作られたとのこと。キュレーターであり作家である著者ならではの斬新な試みである。

 

-どうでもいいことは流行に、重大なことは道徳に、芸術は自分に従う(小津安二郎