企業小説。再建屋のプロが名門ホテルのGMとして、経営改革にあたる。外部からの素人経営者に抵抗は半端ではない。若手を中心に権限移譲を進め、モチベーションを高める。一方で借金返済にオーナーは売却話を進める。結局M&Aは経理担当の不正をごまかすための偽りで円満解決。まあ予定調和だが一気に読ませるところは流石。参考にしたい格言もいくつか。楽しめた。
-改革には不満に対して鈍感であること。
-ES=Employment Satisfaction
-大河は下流なり(大河は謙虚であるので自ずから支流が集まる)