眠れないほど面白い空海の生涯

巨人空海の生涯を半分小説仕立てで紹介。彼を信仰に導いた導師に尼僧を充てる。ここは著者の創作。圧倒的な語学力で貪欲に知識を吸収。山林修行と唐への留学で密教を極める。先行する最澄との確執に頁が割かれる。後半は朝廷に重用される。周囲を圧倒するオーラを発していたのだろう。読みやすくは工夫されているが、史実を網羅するだけに大作となっている。読破に1週間。