御苑に近き学び舎に

明治初期の京都。遷都の噂の中、新政府主導で番組ごとに小学校の設立が計画される。主人公である豆腐屋主人はお役人と町衆の板挟み。初めは本人も反対派だったが、使用人の娘の死をきっかけに設立に奔走する。登場人物はほとんどフィクションであるが、作者にしては硬派の描き方。出身の京極小学校の前身の物語とのこと。ややくどく読破に時間を要した。

 

 

御苑に近き学び舎に―京都・番組小学校の誕生

御苑に近き学び舎に―京都・番組小学校の誕生