幸福の資本論

著者の人生論。自分の持つ、金融資産、人的資本(労働)、社会資本をいかに使い満足の行く人生を送るかを解説する。それぞれに章立てして詳述するが、前二つは論旨が明快なのに対し、個人差の大きい社会資本はやや不明確になる。最終章で一応の回答が示される。理想とする姿はフリーエージェントでBOSBOS(ブルジョアボヘミアン)。自分探しの答えは幼い時のキャラに正解があるとは意外だが説得力がある。私の場合はリーダーは仮の姿で本来は一人遊び派。自らの著作と圧倒的な読書量でまとめた一冊。後半の失速が惜しまれる。

  • 金融:経済的独立
  • 人的:自己実現=好きを仕事にする
  • 社会:愛情空間はミニマムにし、それ以外はドライな貨幣空間