[書評}僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう。

4人の有名人による講演と著者との対談で構成。若い聴衆に向けて、今を生きる上で大事なことを語り掛ける。山中教授、羽生名人、是枝監督、山極京大総長の4人。生きてきた世界は様々だが、失敗を恐れず自分の信じた道に飛び込み全力を尽くす姿勢は共通。若者向けだがしっかり内容があり読み応えがあった。バックボーンの重さでもある。好著。