知らないと危ない会社の裏ルール

著者は保険会社の人事部に所属。伝統的な日本企業の雇用、人事問題を解説する。典型的なタテ型のムラ社会であり、不文律と慣習が組織を支配している。個人のパフォーマンスより、和を尊びチームの構成員となることが重視される。出世の条件は上司の望む枠内に収まる能力。今後はグローバル化で能力と業務のマッチングが進むと予言するが、時間がかかるであろう。センセーショナルなタイトルの割に内容はいたって一般的。それだけこちらが日本の会社に染まっていると言うことか。

  • 同僚と一喜一憂できることが組織で仕事をする醍醐味
  • 入社年次で序列化しながら、同期という横の連帯意識をはぐくむ
  • 採用面接は、自分の部下として一緒に働けるかが基準。人材の均一性を促進する。