全員経営

欧米流の経営手法を計画、分析、コンプライアンス過多とし、日本式の全員参加の経営を推奨する。著者従来の主張である暗黙知形式知のサイクルを廻し、社員一人一人が良い会社&社会のために努力する組織を理想とする。JALやヤマトの成功事例の紹介とそれに対する経営学的な解説から構成される。ほとんどがマスコミで紹介された有名に事例であり新味に乏しいのは事実。B to Bの製造業への適用のハードルは高いが、考えるべきテーマ。

  • ミドルアップによる知識創造(トップダウンでもボトムダウンでもない)
  • 凡事の非凡事化
  • フラクタル構造(全体と部分が相似形になる)
  • 日本人はNATO(No Action, Talks only)
  • 守、破、離、(能の型に対する)
  • セミラティス構造(階層が重なり合う)
  • 同じ失敗が2度起きれば発見になり、安定的に繰り返せば製品になる。