殉愛

やしきたかじん夫妻の闘病記である。60歳を過ぎてから巡り会った30才年下の最愛の妻。知り合ったときに食道がんが判明するが、彼女は看病に全てを捧げる決心をする。常識ではありえないような献身的なケア。病魔と真正面から向き合い可能性のある限り治療を続ける。精神面でも支え続ける。その記録はお互いの日記に克明に残される。有名人だけに周囲の心ない対応も多い。一旦奇跡的な復帰を果たすものの再発しわずか2年で死別。著者自身が感動したようにすばらしい愛の形。

殉愛

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