著者は日本代表のザッケローニ監督の秘書としてチームに帯同。就任からブラジルW杯までの4年間の詳細な記録を残す。選手の選考とシステムで葛藤を繰り返す。監督が選手に求めたのはintensity。特にオフボールでの運動を強く求める。方針は決してぶれないが、選手にうまく伝わらず緊迫した局面を迎えたこともある。その一面で控えや選に漏れた選手に細かい気遣いを見せる。このあたりが名将と言われる所以であろう。残念ながら結果は残せなかったが、日本サッカーを攻撃的に変えた指導と采配だった。
通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)
- 作者: 矢野大輔
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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