サラは銀の涙を探しに

天才将棋少女サラの物語の続編、タイトル戦を前に失踪したサラ。対戦相手であるヒロイン七海と指導者である鍵谷はその行先をネット上の痕跡に探る。女性としての成長が天才的なひらめきを消し去ったとの結論。一方で二人はコンピューターとの対戦に勢力をかけていく。後半は名人となった鍵谷とコンピューターとの死闘。過去の親友とサラという二人の天才の残した棋譜の力で辛うじて勝利するが、本人は消耗激しく意識を失う。将棋界の持つ厳しい戦い素早い展開で描き、読む側は思わず引き込まれるが前作ほどの衝撃は無い。

サラは銀の涙を探しに

サラは銀の涙を探しに