春を恨んだりしない

副題にあるように震災に関するエッセイ。自然の前ではあまりに無力な人間の生を問う。あまりに甚大な被害、特に亡くなった多くの命に想いを馳せる。文章力云々ではなく作者の感性の力。書かずにはいられなかったのであろう。原発に関してはその存在を過去のものにすべきと主張。数多く出された震災本の中でもピカ一。感動し共感する。

春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと

春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと