副題にあるように震災に関するエッセイ。自然の前ではあまりに無力な人間の生を問う。あまりに甚大な被害、特に亡くなった多くの命に想いを馳せる。文章力云々ではなく作者の感性の力。書かずにはいられなかったのであろう。原発に関してはその存在を過去のものにすべきと主張。数多く出された震災本の中でもピカ一。感動し共感する。
- 作者: 池澤夏樹,鷲尾和彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/09/08
- メディア: 単行本
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