震災による第3の敗戦に触発されて書かれた一冊。かってのオイルショックを乗り越えたように。、エネルギー制約の中で経済発展を遂げることが出来るか。キーワードはピザ型のグローバリゼーション、複雑性産業、インフラ産業。電気産業にかわり化学が産業化学の重心になるべきと予測する。日本病を抱える中で危機を逆手に取り挑戦せよと、企業人の背中を押す一冊。
- 食品は製造業の付加価値の8%を占める大きな産業
- 海外に直接投資した中小企業は結果として国内雇用も増やしている
- 物理学は一神教、化学は多神教。基本原理だけでは模倣されにくい。
- 化学反応を現場で起こす装置への需要(例:燃料電池)
- ハーシュマンの不均衡成長理論:あえて不均衡を出発点にする。
- 歴史は跳ばない。しかし加速することは出来る。
- 悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する。
- 作者: 伊丹敬之
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/05/25
- メディア: 新書
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