列島融解

主人公は保守系自由党)の代議士。電力(東電)からの転身。派閥に属さずエネルギーの専門家として内外の評価は高い。彼を支える秘書をはじめとする優秀なスタッフ。このモデルたちを通じて著者は自らの主張を高らかに述べる。エネルギーは産業政策の基本であり、再生エネルギーの確立までは原子力発電は必要。中国を危険視し、その手先としてソフトバンクを警戒する。エンタメと言うよりは政策論争を楽しむべき一冊。著者は公安出身。

列島融解 (講談社文庫)

列島融解 (講談社文庫)