主人公は保守系(自由党)の代議士。電力(東電)からの転身。派閥に属さずエネルギーの専門家として内外の評価は高い。彼を支える秘書をはじめとする優秀なスタッフ。このモデルたちを通じて著者は自らの主張を高らかに述べる。エネルギーは産業政策の基本であり、再生エネルギーの確立までは原子力発電は必要。中国を危険視し、その手先としてソフトバンクを警戒する。エンタメと言うよりは政策論争を楽しむべき一冊。著者は公安出身。
- 作者: 濱嘉之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 文庫
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