非選抜アイドル

著者はAKB48の所属するがマイナーな存在。中学時代から不登校であったが、アニメ声優を夢見て芸能界へ。内部での競争は厳しいが、得意な公演を大事にすることで自称「便利屋」へ。ウサギにはなれないがカメの努力でチャンスをつかむ。本書は他分野でも同じような境遇にある人々への応援書となる。文章表現は決して巧みではなく、世間から見れば成功者の上から目線も気にならない訳ではないが、普段垣間見れない世界を覗けて興味深かった。他のメンバーの話はほとんど出てこずいわゆる暴露本とはほど遠い。

非選抜アイドル (小学館101新書)

非選抜アイドル (小学館101新書)