官僚たちの冬

著者は元財務官僚。内部から見た霞が関の実情を詳細に述べる。20年にわたる公務員改革には一定の評価をするものの、政治色が強くなり、政治家の下請けと化す現状には警鐘を鳴らす。優秀な人材が希望せず、また若手の退職者も多いとのこと。諸外国の実例にも学び、省内での公募と360度評価によるモチベーションアップを提言する。独裁的な安倍政権には批判的。

 

官僚たちの冬 霞が関復活の処方箋 (小学館新書)

官僚たちの冬 霞が関復活の処方箋 (小学館新書)