アフリカ

ＮＨＫ特集の取材記。豊かな資源と９億人の市場を武器に急速に発展するアフリカの今を伝える。かっての植民地から独立、ＩＴ化により世界に近づいた一方で、国、地域、民族により貧富の差が拡大しているのも事実。１年にわたる取材で放映はわずか３回。伝えきれない部分を文章にしようとしている意気込みはわかるが、読み物としてのまとまりは今ひとつ。

• 中国は大量の大卒者が供給過剰状態を生み、アフリカへ派遣することで地歩を築いている。
• 民族紛争のルワンダに復興の奇跡を起こしているのは、ディアスポラと呼ばれる帰国組。
• ジンバブエは失政により経済破綻。豊かな南アに命がけで出稼ぎに出ている。

アフリカ―資本主義最後のフロンティア (新潮新書)