戦前戦後に渡る英国諜報部による対日工作。大英帝国は明治維新のころから皇室については緻密な調査を行っていた。戦前の吉田/白州による日本からの和平工作については、チャーチルは米国の参戦を引き出すために黙殺。戦後は立憲君主国の先達として力を発揮しようとするが、すでにGHQ主導の米国に超大国の立場は逆転していた。よく知られた歴史的事実が過半であまり目新しい事実は期待していたほどはない。
- 作者: 徳本栄一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (10件) を見る