美の旅人フランスへ

美術紀行文。フランス編。ルーブルの構成に従い16世紀からの近代絵画の流れをたどる。美しい画像と平易な解説で心地よい旅に読者をいざなう。一枚の絵画にめぐりあうために人は旅するが、旅そのものの方に意味があるとの記述には納得させられる。日本人好みの印象派よりもそれ以前の展開に枚数を割く。パリでの休日の予習にと手に取ったが収穫は充分。文庫本を買うか。

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