2011-01-10 利休にたずねよ 書評 利休の切腹から過去にさかのぼる構成。利休本人と秀吉や周囲の人間の述懐で、利休の美学の根本をさぐる。侘び寂びの中にほとばしる燃えるような生命力は何に由来するか。常に肌身離さず所持する香合に秘められた若い時代の高麗の貴姫とのはかない恋に行き着く。一級のエンタメとして楽しめた。利休にたずねよ作者: 山本兼一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/10/25メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (93件) を見る