東京キーの民放が舞台。すべての系列の過去に起こした事件がネタ元になる。イラクでの人質事件をメインに、さまざまな圧力屈せず報道に殉じようとするディレクターが主人公。監督官庁である総務省、政治家、内部の人事抗争や派閥争いと外乱には事欠かない。お笑い番組のディレクターがサブ。業界を批判すると同時にそこに思いを込めた人々に希望を託す。スピーディで読みやすい構成はさすが。
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (32件) を見る