恐慌第2波

現在世界を覆う不況について米、欧、新興国、日本と地域別に解説する。サブプライムローン発生のメカニズムについてはすでに多く論じられた通り。アメリカ中心かつドルを基軸通貨とする現在の世界経済は大きな変曲点を迎えている。来るべき「多極化の時代」への備えが必要。当面対策としては各国の協調による金融、財政両面からの政策が必要と優等生の回答。

  • 米国の潜在成長力は3%程度。舞台からの退場が早まったに過ぎない。
  • 欧州への波及の遅れは、時価会計(米)と減損会計(欧)の差
  • 新興国内需を中心としており、影響は小さい。
  • 日本にとって大きな問題は、対米輸出は20%であるにも関わらず、輸出の48%が米ドル建てになっていること。