副題は25兆円産業の現状と未来。環境面に優しい新エネルギーとしてこの技術、産業を俯瞰する入門書。シリコン加工技術の新たな展開として手詰まり感のある半導体産業から熱い期待をあびる。電池メーカーと装置メーカーの両面から解説する。いったん50%のシェアを持った日本だが、補助金政策のつまづきから現在はドイツ等欧州勢に一歩リードを許している。技術としてはシリコン結晶と薄膜の争い。化合物系には疑問符。
- 2012年以降大幅な設備過剰となる可能性がある。
- 太陽電池の差別化要素は発電量あたりのコスト。デザインなどで発展途上国との差別化は難しい。
- 結晶法では装置のターンキーメーカーが存在し、技術障壁は低い。
- 製造装置産業は微分産業。製品産業の成長差分に比例する。
- 作者: 和田木哲哉
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: 単行本
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