日本の素材力

著者は最古参の半導体記者。21世紀の日本産業は素材の強みを発揮すべきとする。キーは太陽電池、海水淡水化(水ビジネス)、ナノテク等。取り上げた企業は先端というよりはオールドエコノミーの部類に入る。長期スパンの粘り強く繊細な基礎研究と高品質追求かつユーザー密着の開発力が競争力の源泉。内容はきわめてバラ色であるが、実現はそう容易ではない。各企業の取材はやや表面的で食い足りない。紹介本の位置づけ。

  • 世界の自動車産業は300兆円、環境、新エネルギー関係は700兆円になる。
  • 日本の半導体素材産業は8兆円とないrすでに国内半導体生産額7兆円を超えている。
  • 日本はやめないカルチャー
  • 日東電工逆浸透膜でもグローバルニッチトップをねらう。
  • アダマンタンは新規ポリマーの骨格としても有望。ダイヤモンドの基本骨格を有する耐熱性。剛直性。透明性。
  • パワー半導体が省エネのキー

ニッポンの素材力

ニッポンの素材力