激動の時代の私鉄の経営状況と事業の方向性をルポする。右肩下がりの人口動向では、ターミナル商業施設と沿線開発を核とするでかっての阪急モデルは機能しなくなり、新しいビジネスモデルを模索する必要がある。キーワードはシームレス化とブランド力の活用による情報発信。阪神/近鉄の直結や東京メトロの地下鉄新線での相互乗り入れ。TXなどが照会される。以外なのは近鉄の「まわりゃんせ」の成功。読む側の興味は路線の親近感により大きくかわるのは仕方のないところ。鉄道専門誌への連載だけに当然私鉄の企業努力には好意的。
- 作者: 森彰英
- 出版社/メーカー: 交通新聞社
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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